ビンテージプラモデル

アオシマ 超特大サンダーバード2号 (プラモデル生誕50周年記念モデル)

サンダーバード2号

災害地へ救助装備を胴体のコンテナで輸送する大型輸送機。操縦パイロットは次男バージル・トレーシー。

機 体: BAC、ホーカー・シドレー社製
全長 × 全幅 × 全高:76m × 54.8m × 18.2m
自 重:180トン
最高速度:マッハ6.4
巡行速度:マッハ1.8
最大積載量:120トン(エッグシェル構造のコンテナは、内部に骨組みがないため多くの救助メカを搭載可能。)
エンジン:ロールス・ロイス社製主エンジン=RB520型ファンジェット・エンジン2基・ブリストル・シドㇾ社製補助エンジン×14基、同VTOLエンジン×4基

サンダーバードメカの驚くべきリアリズムはロイヤル・エア・フォースの退役スタッフの手で創造されたという話は有名です。特にサンダーバード2号のリフティング・ボディとモジュール式ポッド(コンテナ)などは、まさしくスペースシャトルの基本そのもので、制作当時からすれば未来を見据えた理論的なデザインとなっていました。

国内でサンダーバードが最初に放映されたのは、意外にもNHKの毎日曜日午後6時枠というゴールデンタイムでした。放映当時もそれなりの評判でしたが、本格的なブームに火がついたのは、放映終了とほぼ同時期に今井化学がサンダーバード2号のプラモデルを発売してからでした。ゼンマイ走行が可能で、スタンドを立ててコンテナを分離すると、内部には3台の高速エレベーターカーが格納されていました

サンダーバードに関連した様々なスケールや仕様のプラモデルが発売される中、コンテナが分離して中から救助メカが出てくるというギミックが青少年達を熱狂させ、サンダーバード2号のプラモデルは大ヒットとなりました。

超特大サンダーバード2号 (THUNDERBIRD-2)

発売元:(株)アオシマ文化教材社
発売日:2008年
【商品サイズ】縦:28.0cm  横:38.2cm  高さ:11.7cm

こちらのモデルは、本体の大きさが約33cmのビックサイズになっています。この独特なフォルム、たまりませんね。
コンテナに格納可能な付属メカは、サンダーバード1号・4号・5号・ジェットモグラタンクの4大メカです。

プラモデル生誕50周年記念モデル
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2008年はプラモデル生誕50周年にあたります、プラモデル業界の発展の歴史のなかで、今井化学におけるサンダーバードプラモは無くてはならないビックな存在であり、戦後国民史における文化的側面を持つ程、とてつもない存在です。

超特大サンダーバード2号は67年12月にラジコンモデルとして発売され、当時4,500円もする高価な商品でした。その後、74年には大型ゼンマイ走行モデルとなり、空気取り入れ口からミサイル発射をする模型として商品化されました。その後、数年に起こるブームの中でたびたび再販され続けていた、模型業界の歴史を知る貴重なモデルといえます。

箱書きより引用

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