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ビリケン商会ゼンマイ歩行ブリキ・ウルトラセブン

ウルトラセブン

ウルトラQ・ウルトラマン・怪獣ブースカと立て続けにヒットを飛ばし、子ども達の心をガッチリつかんだ円谷プロが制作・指揮をとって完成させウルトラセブン。19767年10月1日に放送が開始されると大人も子供もこの完成度の高い特撮ドラマに夢中になりました。

地球侵略をもくろむ宇宙人に挑むため、人類は地球防衛軍を組織し、その精鋭を集めウルトラ警備隊を結成。恒点観測の任務の為に地球を訪れていたウルトラセブンはM78星雲からやってきた宇宙人でしたが、地球人モロボシ・ダンに姿を変え地球にとどまる事になります。

ウルトラ警備隊の一員として迎えられた彼は、侵略宇宙人から人類を守る戦いを開始するというハードなSF設定と子供向けとは思えないほど「社会派のストーリー」が際立つ高いメッセージ性で、ウルトラシリーズの中でも屈指の人気を誇る名作でした。

『ウルトラセブン』第12話は、封印すべき作品だったのか? “アンヌ隊員”に聞いた

ゼンマイ歩行ブリキ・ウルトラセブン【復刻品】

発売元:ビリケン商会
発売日:1990年頃
箱絵は小松崎茂画伯

これは、息子が幼い頃に家族で北海道内を旅行中に、小樽の『北原照久ブリキのおもちゃ博物館』に立ち寄った時に売店で購入したものです。かれこれ25年以上前の物でしょうか、購入時の価格は一万円を切るほどだったと記憶しています。息子はあまり興味を示さず、本棚の片隅に長い間忘れられていたように置かれていました。

ブリキ人形、例えば鉄人28号など人気のあるキャラクターはオリジナルだとプレミアが付き高価で手の出ない物もありますが、あくまで大人のコレクター需要がそうさせているだけで、当時の子どもにとってはとても身近で普通に購入できるものでした。

実際、私も子どもの頃に鉄人28号のリモコンで歩行させるブリキの人形を2体持っていましたが、残念ながら引越しの際に押し入れに入れていたオモチャ類を一式置いてきてしまい、手元に残すことが出来ず、今となっては悔やまれる苦い記憶になってしまいました。まだ幼かったころ、後々の価値が理解できているはずもなく、失われた大切にしていたオモチャ。

たぶんこの記憶が、今のコレクター気質につながっているようにも思えます。

タイムスリップグリコ『夕暮れの決闘』幻覚宇宙人 メトロン星人

タイムスリップグリコ第4弾から夕暮れの決闘 レアカラーver.
造形企画製作:株式会社 海洋堂
発売元:江崎グリコ
発売日:2003年9月30日

ウルトラセブン 第8話「狙われた街」より 

監督:実相寺昭
1967年(昭和42年)11月19日放送

ウルトラQを彷彿させるダークな映像と子どもには複雑なストーリーの作品でシリーズの中では異質な回だった為、とても強烈な印象を受け鮮明に記憶に残っています。

安アパートのちゃぶ台を間に対峙するダン(ウルトラセブン)とメトロン星人、このシュールな演出は当時の子ども達に衝撃を与え、後々に伝えられる名場面となりました。夕焼けに照らされる工場群で繰り広げられる死闘の結果はというと、空中でアイスラッガーにより身体を真っ二つに切断されるメトロン星人、とどめはエメリウム光線で撃破されて地球侵略計画は失敗に終わるというものでした。

(エンディング浦野光のナレーション)
「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わった。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人でした。でもご安心下さい、この話は遠い遠い未来の物語です。なぜって?我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼してはいません。」

ジワジワとくる内容のナレーションですね。

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