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大人の科学マガジン Vol.32 電子ブロックmini

学研 大人の科学マガジン 付録 電子ブロックmini

発売元:学研
発売日:2011年11月30日
価 格:3,990円

オリジナルは1970年代から80年代にかけて、電子工作大好き少年の定番アイテムだった『電子ブロック』のEXシリーズ。当時にしてはかなり高価だったので誕生日やクリスマスなど、特別なイベントの時に買ってもらえればラッキーな商品でした。残念ながら私は買ってもらえませんでしたが・・・

その名の通り、様々な電子パーツが小さなプラスチックキューブ (ブロック)の中に入っていて、そのブロック上部に描かれた回路マークを設計図通りに並べるだけで、いろいろな電子回路実験ができるという優れた知的玩具でした。

大人の科学マガジンに付録として、懐かしの『電子ブロック』ミニチュア版が発売されたので即買いしました。小型ながらトランジスタや抵抗を組み込んだ全25個のブロック回路を並べるだけで、ラジオやうそ発見機、アンプやワイヤレスマイクなど、50通りもの電気回路が組めて遊びながら電子回路の基礎が学べます。

こちらがオリジナルのEXシリーズ

発売日:1976年
回路数:150回路
当時の価格:13,000円

こちらの電子ブロックは当時のままのEX-150で上級タイプになります。一番人気のあったシリーズで縦に6列、横に8列で全部で48個のブロックが本体に組めるようになっています。この記事を書いている時点で既に46年以上前の品物ですがコンデションは非常に良く、いつか遊びたいと思いながらも手が出せずに保管中となっています。

ちなみにシリーズ最上級機は、1979年に発売された181回路のEX-181で価格も17,400円と更に高額でした。この機種には何とシンセサイザーパーツが同梱されていて、波の音や蝉の鳴き声等いろいろな音がつくれたそうです。

私が現在所有しているのは、EX-15・EX-30・EX-60・EX-100・EX-120・EX-150の全6セットで、それぞれ数字の数だけ電気実験が出来ます。追加パーツがあれば更に実験の内容がアップグレードできるシステム玩具だったので、おこずかいの足りない子も最初はEX-15あたりをベース機として買って、後から徐々にパーツセットを買い足してグレードアップをしていくなんて楽しみ方も可能でした。

1964年(昭和39年)に誕生した電子ブロック。
学研が販売を担当し、昭和51年に発売したEXシリーズは、年間20万台を売り上げる人気商品でしたが、昭和58年7月には任天堂からファミリーコンピューターが発売され、テレビゲームへと子ども達の遊びが変わっていき、昭和63年に惜しまれながらも生産中止となりました。

2001年、大人の科学シリーズのアイテムとしてEX-150の復刻版が発売されました。私のように当時買えなかった大人達から絶大な支持を受け、15万台を超えるヒットとなりました。懐かしさと夢を与えてくれるすばらしい玩具です。

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